人を育てるのが下手な人と上手い人の1つの大きな違い|知らないと部下や後輩を育てられない

人を育てるのが下手な人と上手い人の1つの大きな違い|知らないと部下や後輩を育てられない

人を育てるのが下手な人

人を育てるのが下手な人

 

「後輩・部下を育てるのが下手な上司になりたくない」
「人を育てるのが上手い人になりたい!」
「上司が人を育てるのが下手な人だった…どう付き合えばいいか知りたい」

 

これらの悩みを解決したり、望みを実現したりする方法を、論文やデータをできる限り引用してまとめました。

 

効果が高い対処法を知ってから取り組むことで、失敗を最低限に減らし、効率よく人を育てるのが上手い人になっていけるでしょう。

 

 

どーも、西村敏です。

 

後輩や部下を持つ人は「人を育てられるかどうか」で評価が大きく分かれます。

 

人を育てるのが下手であれば、単に部下が育たず自分の評価が下がるだけでなく、部下の人生をも壊してしまうことになりかねません。

 

会社の後輩たちから「あの人の下には付きたくない」とは思われたくないですよね。

 

できれば、「あの人の下で働きたい!」「やった!今度の異動で○○課長の部署になった!」と自分と関わることを喜んでもらいたいもの。

 

 

この記事では、人を育てるのが下手な人と上手い人の違いやそれぞれの特徴をまとめています。

 

人を育てるのが下手な人の特徴を自分ではやらないように気を付け、人を育てるのが上手い人の特徴を自分にも取り入れることで、人を育てられる人になっていけますよ。

 

 

また、運悪く部下を育てられない上司にあたってしまった場合の対策も書いたので、「今の上司がイマイチ…」と感じている場合はそちらもどうぞ。

 

 

では、本題に入っていきますね。

 

まずは、人を育てるのが下手な人と上手い人の大きな1つの違いからです。

 

 

実績プロフィール

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この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。

 

 

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1.人を育てるのが下手な人は自己中心、人を育てるのが上手い人は他者中心

 

人を育てるのが下手な人と上手い人の一番の違いは「自己中心か、他者中心か」です。

 

人を育てるのが下手な人は自己中心の傾向があります。(参考:スタンフォード式 最高のリーダーシップ

 

 

たとえば、以下のように考えがちです。

 

「自分のやり方が一番間違いない(部下に任せたら失敗する)」
「自分ができたんだから相手も同じようにできるはず」
「自分は上司にも部下にも嫌われたくない」

 

自己中心な考えになると、部下を育てることよりも「自分の都合よく部下に動いてもらうこと」を考えるようになります(自分で気づいていないケースもあります)。

 

自分に都合よく部下に動いてもらうことは部下を育てることにはなりません。

 

だから、部下が育たなくなるのです。

 

 

対して、人を育てるのが上手い人は他者中心の傾向があります。

 

たとえば、以下のように考えていることが多いです。

 

「部下の成長のために失敗してもいいから任せてみよう」
「部下が安心して挑戦できるよう失敗の責任は全て負う」
「どこを褒めたらこの部下はもっとやる気が出るだろう?」

 

他者中心な考えだと、部下を育てることを中心に考えます。

 

その結果、部下の成長が促され、どんどん人が育つようになるのです。

 

 

早いうちに失敗を経験した方が部下の成長も部署の業績も伸びる、ということはいくつもの組織論・書籍で述べられています。

 

いかに目先のノルマに惑わされず、長期的な目線を持って部下を育て、最終的に業績を伸ばしていけるか。

 

人を育てるのが上手い人になるには、他者視点・長期視点が重要です。

 

 

では、もっと具体的に実際に行う行動ベースでは、何をやってはダメで、何をやればいいのか?

 

それを次の章から見ていきましょう。

 

 

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2.人を育てるのが下手な人の6つの特徴|これをやっていたら要注意!

 

第2章では、「人を育てるのが下手な人の6つの特徴」をお伝えしていきます。

 

ここに書いた行動をしていたら、部下が育たないだけでなく、部下から嫌われる上司になっている可能性が高いです。

 

自分の行動と照らし合わせて、もし当てはまる行動があった場合には今日から改めていきましょう。

 

 

人を育てるのが下手な人は以下の6つです。

 

  • 余裕がない
  • 全部自分でやらないと気が済まない
  • すぐに保身に走る
  • 説明が下手
  • できない人の気持ちがわからない
  • 部下の存在を脅威に感じている

 

1つずつ詳しくみていきますね。

 

 

2-1.余裕がない

 

人を育てるのが下手な人の特徴の1つ目は、余裕がないことです。

 

自分に余裕がなければ、部下に意識を向けることができず、管理職に必要なスキルや能力を磨くこともできません。

 

その結果、人を育てるのが下手な管理職になってしまいます。

 

 

とはいえですよ、ほとんどの管理職の方が現実的には仕事で余裕がないのではないでしょうか。

 

 

産業能率大学総合研究所の調査によると、従業員数100人以上の上場企業に勤務し部下を1人以上持つ課長の98.5%がプレイングマネージャーだそうです。(参照:第5回上場企業の課長に関する実態調査

 

つまり、管理職が管理に注力できずプレイヤーとしての役割も兼任しているため、必然的に余裕がなくなっているということ。

 

 

日本労働研究雑誌の特集「管理職の役割の変化とその課題」でも上記の現状が取り上げられ、

 

「近年の日本企業では管理職がプレイングマネージャー化した結果、管理職としての能力が磨けず、人が育てられなくなっている」

 

と述べられています。

 

つまり、余裕がないのは個人の能力不足のせいよりも、社会の構造がそうなってしまっている、という理由が大きいのです。

 

 

ですが、社会の構造や会社の組織が今すぐ変わることもほとんどありません。

 

なので、現状を改善するには、主体的に時間的・精神的に余裕を生み出し、管理職としての能力を磨いていくことが求められます。

 

 

2-2.全部自分でやらないと気が済まない

 

人を育てるのが下手な人の特徴2つ目は、全部自分でやらないと気が済まないことです。

 

「部下に任せると失敗しそう」
「自分でやった方が確実だし早い」

 

そんな風に考えてしまうことから、

 

  • 部下に事細かに指示を出し、裁量権を一切与えない
  • 部下のやり方でミスが起きた場合には強く叱責する
  • 仕事のキモとなる部分は全て自分でやる

 

という行動に出てしまいがちです。(参考:スタンフォード式 最高のリーダーシップ

 

 

自分の部署の業績を守ることが大事なのもわかります。

 

しかし、大事な仕事を任されず、裁量権も一切与えられない部下が会社員として成長できるでしょうか。

 

 

部下は、大事な仕事を任せられなければ

 

「上司はきっと俺たちを信用していないんだ」
「どうせ仕事のいいところは上司が持っていくしな」

 

などと考え、仕事のモチベーションが大きく低下するかもしれません。

 

せっかく自分で努力して考えてやった仕事も、上司のやり方じゃないからという理由で怒られれば、自分で考えて仕事をやろうとする気持ちもなくなるでしょう。

 

「どうせ考えても否定されるし、言われたことだけやろう」

 

こうして、指示待ち部下ばかりが増えてしまいます。

 

 

指示待ち部下が多い場合には、「自分のやり方を押し付けすぎていないか」も振り返ってみると良いかもしれませんね。

 

 

2-3.すぐに保身に走る

 

人を育てるのが下手な人の特徴3つ目は、すぐに保身に走ることです。

 

最近の若手は打たれ弱いからという理由で、叱らないどころかまともに注意もしない人が増えているようです。

 

しかし、部下に嫌われたり辞められたりすることから逃げ、叱りもせず注意もせずでは、部下は育ちません。(参考:「叱り上手・叱られ上手 : 上司と部下の人間関係学」

 

 

とはいえ、中間管理職の場合には自分にも上司がいるわけで、上司からはゴチャゴチャ言われ、部下からは嫌われて板挟みになるのが嫌なのもわかります。

 

この板挟み状態は「役割分裂」と言い、精神的に大きな負荷がかかることもわかっています(最悪の場合、うつや自律神経失調症に)。
(参考:管理職の役割の変化とその課題

 

ですが、部下に嫌われないように気を使いつつ上司にヘコヘコするのも2つの役割を演じる状態で「役割分裂」なんですね。

 

なので、部下を叱らずに保身に走ると、部下を育てられないだけでなく、自分の精神もいずれ病んでしまうことになります。

 

 

「役割分裂」に陥らないためには、保身に走らず、自分の役割を1つに決めることです。

 

たとえば、

 

  • 部下に嫌われてもいいから、上司の言う通りに組織を運営する
  • 今は上司に小言を言われてもいいから、部下を育て長期的に業績を上げる

 

というような感じですね。

 

当然、後者の場合は部下が育ちます。

 

前者の場合は、上司によりますね(笑)。

 

 

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2-4.説明が下手

 

人を育てるのが下手な人の特徴4つ目は、説明が下手なことです。

 

説明が下手だと、部下に仕事内容や進め方が正確に伝わりません。

 

その結果、仕事内容の理解や進め方の修正に時間がかかってしまい、本来時間をかけるべきことに時間をかけられなくなるからです。

 

 

自分が忙しくて、ゆっくり丁寧に伝えられない場面もあるのは仕方がないと思います。

 

しかし、重要なポイントや外してはいけない部分などを整理してから伝えるようにするだけでも、説明のわかりやすさは大きく変わります。

 

部下が「上司の言っていること理解する時間」がなるべく少なくなり、業務を通してスキルや知識を高めていける時間が増えると、自然と部下が成長していくでしょう。

 

 

 

2-5.できない人の気持ちがわからない

 

人を育てるのが下手な人の特徴5つ目は、できない人の気持ちがわからないことです。

 

プレイヤーとして優秀だった人ほど、頑張って想像しないとできない人の気持ちがわかりません(笑)

 

なぜなら、自分ができる人だったからです。

 

 

できる人はできない人を見ると、正直、

 

「なんでこんなこともできないんだろう?」
「なんでこれくらいのことを自分で調べないのだろう?」

 

と感じてしまいますよね。

 

なので、「わからなかったら調べろ!」とか言いたくなる。

 

 

でも、できない人はその「調べ方」がわからないのです。

 

もしくは、自分が何がわからないかも自分でわからないのです!

 

 

たとえば、私はブログ運営やネットでのビジネスを教えてもいるのですが、当たり前に

 

「ブログの作り方がわかりません」
「ネットでどんな稼ぎ方があるのかわかりません」

 

みたいなメールが届きます。

 

私からすると、そんなの「ブログ 作り方」「ネット 稼ぎ方」とかで調べたらすぐに出てくるじゃん、と思うのですが、そういうのが思いつかない、というレベル。

 

仕事であれば、隣の席の先輩に聞けばわかることなのに、それすらせずに「どうすればいいかわからない」と自分で悩み続ける、という感じでしょうか。

 

 

さすがにここまでは極端な事例かもしれません。

 

しかし、できる人からしたら上記くらいシンプルなことができない人にとってはできないということを理解してコミュニケーションをとらないと部下が育ちにくくなります。

 

 

 

2-6.部下の存在を脅威に感じている

 

人を育てるのが下手な人の特徴6つ目は、部下の存在を脅威に感じていることです。

 

部下の存在を脅威に感じることで、部下の育成に消極的になるため、育てることができなくなります。(参考:上司の部下育成行動とその影響要因

 

 

「部下の方が優秀になってしまう」
「部下にキャリアを追い抜かれる」

 

そんな風に感じたら自分のポジションを守るために部下を育てたくなくなる人も多いのではないでしょうか。

 

 

部下の脅威に関する人材育成のモチベーションは、役職によっても大きく変わります。

 

「上司の部下育成行動とその影響要因」によると、部長職以上は部下の脅威の影響がありません。

 

しかし、課長職以下だと部下の脅威の影響が大きくなるんですね。

 

 

その理由は、

 

  • 部長以上の場合・・・今後の人生についてもほぼ安泰で会社を長く存続させることが自分を守ることに繋がるため、人を育てることに意識が向く
  • 課長以下の場合・・・自分のポジションがまだ不安定で、会社の行く末よりも今後の自分のポジションの方が自分の人生に与える影響が大きいと感じるため、自分を優先し部下育成への意識が低くなる

 

だと考えられます。

 

 

なので、もし課長以下で部下の脅威の影響を受けずに人を育てていきたいなら、部下を脅威に感じないくらい自分を磨くと良いでしょう。

 

 

 

以上が、人を育てるのが下手な人の6つの特徴でした。

 

何か当てはまった項目はありましたか?

 

 

もし当てはまった項目があったとしても大丈夫です。

 

今から改善していけば十分間に合います。

 

 

続いて、人を育てるのが上手い人の特徴を具体的にお伝えしていきます。

 

彼らの特徴をあなたも取り入れることで、どんどん人を育てる人が上手い人になっていきますよ。

 

人を育てるのが上手くなればなるほど、あなたの組織の業績が上がり、あなたの評価もうなぎ上りで上がっていくでしょう。

 

 

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3.人を育てるのが上手な人の5つの特徴|今すぐ取り入れるべし!

 

第3章では、人を育てるのが上手い人の5つの特徴をお伝えします。

 

その特徴を取り入れる具体的な方法もセットでお伝えしていきますよ!

 

 

5つの特徴は以下です。

 

  • 部下を信頼して仕事を任せる
  • フォローの手間を惜しまない
  • 目先のことではなく将来を見据えている
  • ビジョンを持ち、共感を生み出せる
  • 部下の成功を一緒に喜ぶ

 

1つずつ詳しく見ていきます。

 

 

3-1.部下を信頼して仕事を任せる

 

人を育てるのが上手い人の特徴1つ目は、部下を信頼して仕事を任せることです。

 

部下の立場からは、仕事を任せられ、上司のサポートを受けすぎず自分の能力でやり切った体験をすることで大きな達成感を得られることがわかっています。(参照:信頼する上司がいることは部下のメンタルヘルスに効果的か

 

大きな達成感が得られれば、脳内でドーパミンがドバドバ出て、やる気が上がり、さらに仕事に前向きに取り組めるようになるんですね。

 

すると、部下自らスキルや知識を高め、成長していきます。

 

 

逆に、上司が過度に仕事のやり方に口を出したり、心配しすぎたりすると部下の達成感が下がります。

 

その上、抑うつが高まるので、うつや自律神経失調症のリスクも増大。

 

良かれと思ってやったことが部下を潰しかねないのです。
(併せて、自分の評価も下がる)

 

 

なので、人を育てるのが上手い人になるには、部下を信頼して仕事を任せることが大切。

 

どの程度任せるかは人それぞれ変わります。

 

その部下にとってちょうど良い挑戦レベル(ちょっと頑張ると達成できるレベル)の仕事を振ることが達成感が最大になるからです。(参考:内発的動機づけ論としてのフロー理論の意義と課題

 

したがって、部下ひとりひとりをよく観察し、その部下の能力に合った仕事を振って任せるようにしてみましょう。

 

 

 

3-2.フォローの手間を惜しまない

 

人を育てるのが上手い人の特徴2つ目は、フォローの手間を惜しまないことです。

 

部下を育成し部下の能力を高めるには、上司から部下に積極的に関わることが効果的だと論文で明らかになっています。(参照:企業における上司による部下育成行動とその影響要因

 

 

特に部下育成に効果が高いのが、挑戦できる環境や挑戦している感を与え続けることだったそうです。

 

なので、部下に仕事を任せて終わりではなく、部下の挑戦心をくすぐるようなコミュニケーションをとったり、課題を設定してあげたりすることによって、より部下が成長していくんですね。

 

ちょうどいい仕事を振って終わりではなく、手間を惜しまず部下の挑戦心をくすぐるような働きかけをしていきましょう。

 

 

 

3-3.目先のことではなく将来を見据えている

 

人を育てるのが上手い人の特徴3つ目は、目先のことだけでなく将来を見据えていることです。

 

人は一朝一夕で成長するものではありません。

 

さまざまな体験をし、その体験を自分の中で教訓や知恵に変換することで成長していくため、どうしても時間がかかります。

 

なので、目先のノルマ・業績だけでなく、将来を見据えて部下を見ていくことが、結果的に最短での成長につながるのです。(参考:職場における信頼と信頼性

 

 

もちろん、目先のノルマや業績を達成することも大切です。

 

しかし、ノルマや業績を意識するあまり、未達に繋がるミスを怒るだけでは部下が成長しません。

 

「お前のミスのせいで今期のノルマが未達になるだろう!」なんて怒るのは最悪です。

 

 

部下がミスをしても部署のノルマが達成できるようにするのはあくまで上司のマネジメント。

 

そういう余裕を持ったマネジメントができれば、でミスをした部下には気持ちに余裕を持って今後に繋がるように諭すことができます。

 

 

会社や業界によっては難しい場合もありますが、部下育成(部下のミス)も前提としたマネジメントをすることが、人をうまく育てる上では大切です。

 

 

 

3-4.ビジョンを持ち、共感を生み出せる

 

人を育てるのが上手い人の特徴4つ目は、ビジョンを持ち、共感を生み出せることです。

 

リーダーがビジョンを打ち出し、周りの人がそのビジョンに共感することで、その周りの人はいつの間にか「自分事」として取り組むようになります。(参考:「人を動かす力」とは

 

 

自分事として取り組むということは、

 

「このプロジェクトを成功させるには?」
「もっとうまくやるにはどうすればいいか?」

 

ということを自発的に考えることになるので、人の成長に繋がるのです。

 

 

仕事であれば、会社のビジョンはあるかもしれません。

 

ですが、会社のビジョンに本気で共感している人はどのくらいいるでしょうか?(笑)

 

おそらくあまりいないと思います。

 

 

共感とは「感情を共有すること」です。

 

ビジョンを共有しただけでは共感にはなりません。

 

 

「ビジョンを目指す・達成することによってどんな現実が待っていて、どんな感情を味わえるのか?」

 

これを共有することが、「共感」です。

 

 

会社のビジョンで心が動かない場合は、自分の「仕事の哲学・考え方」をビジョンとし、それを共有しましょう。

 

「仕事を頑張れば、こういう未来が待っていて、こんな生活ができて、こんな気持ちを味わえるんだ!そういうの、良くない??」

 

こんな感じでビジョンを示し、部下がそれに共感してくれれば、自発的に一緒に頑張ろうと思ってくれます。

 

結果として、部下が自然と成長していくでしょう。

 

 

ビジョンとなる自分の仕事への哲学や考え方、生き方をハッキリさせたい場合は、以下も参考になります。

 

15の質問に答えるだけで自分の考え方や生き方が明確になるので、部下に示せるビジョンが見つかるはずです。

 

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3-5.部下の成功を一緒に喜ぶ

 

人を育てるのが上手い人の特徴5つ目は、部下の成功を一緒に喜ぶことです。

 

共感は、相手に共感させるだけでなく、自分が相手に共感することでも相手の気持ちを高めることができます。

 

 

「自分の考えに部下が共感してくれた」

 

そしたら、あなたの仕事へのモチベーションも上がるのではないでしょうか。

 

それと同じように、部下が自分の仕事の成功を自分事のように上司に喜んでもらえたら、部下も仕事へのモチベーションがより高まるのです。

 

 

部下の仕事へのモチベーションが高まれば、仕事を通して自然と成長していきます。

 

 

一般的には「部下は褒めて伸ばす」などと言われますが、仕事の成果を褒めるだけでなく一緒に喜ぶことができる方が人を育てる効果は圧倒的に大きいです。

 

なので、あなたも部下の成果を部下とともに喜ぶことができれば、褒めることしか知らない人よりもうまく人を育てることができるでしょう。

 

 

以上が、人を育てるのが上手い人の5つの特徴でした。

 

どれか1つをやるだけでも効果があります。

 

これからうまく人を育てられるようになりたい場合は、これらの特徴を自分に取り入れていけるといいですね。

 

 

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4.人を育てるのが下手な人が上司になった場合の3つの対策

 

人を育てるのが上手い人が上司になってくれたら理想的ですが、上司は自分で選べるわけではありません。

 

人を育てるのが下手な上司の組織に入ってしまうこともあるでしょう。

 

そこで第4章では、「人を育てるのが下手な人が上司になった場合の3つの対策」をお伝えします。

 

 

3つの対策は以下です。

 

  • 自分で自分を育てる
  • 異動を願い出る・転職する
  • 自分から話しかける

 

1つずつ詳しく見ていきますね。

 

 

4-1.自分で自分を育てる

 

人を育てるのが下手な人が上司になった場合の対策1つ目は、自分で自分を育てることです。

 

当たり前ですが、人を育てるのが下手な人に自分をうまく育ててもらうのは無理でしょう(笑)

 

だからといって、「上司が無能だから自分は成長できない」などと文句ばかり言っていても成長することはできません。

 

成長することができなければ、どんどん成長していく同世代の人たちから置いていかれます。

 

 

なので、人を育てるのが下手な人が上司になってしまったら、上司に対しての期待はすべて捨て、自分で自分を育てた方が良いですね。

 

上司に対しての期待を捨てれば、人を育てるのが下手でもイライラしなくなるので、ストレスも溜まりにくくなります。

 

 

自分で自分を育てるには、以下の方法があります。

 

  • 本やセミナーで知識やスキルを身に着ける
  • 直属の上司以外に職場で頼れる人を見つける
  • 仕事に対して自分で課題を設定し、成長できるように取り組む

 

個人的には、少しでも良いので、本やセミナー・ネットの情報など職場以外で得られる情報に触れておくと良いと思います。

 

私が会社員の頃は外部のセミナーに積極的に参加したり、本を月5冊以上読んだりしていました。

 

会社だけでは出会えない人や知識に出会えたことで、社内の常識にとらわれず、いろいろな角度から仕事を見れるようになったのは非常に大きかったです。

 

 

 

4-2.異動を願い出る・転職する

 

人を育てるのが下手な人が上司になった場合の対策2つ目は、異動を願い出る・転職することです。

 

別の上司の下に付けば、少なくとも今の人を育てるのが下手な上司からは離れることができます。

 

異動先・転職先の上司が人を育てるのが上手いとは限らないので少しギャンブル性のある対策にはなりますが、今の上司が生理的にどうしても無理!なら、対策の1つとして考えてもよいでしょう。

 

数年に1回の異動でたまたま上司が変わるのを待っていたら、何年かかるかわかりませんからね。

 

 

 

4-3.自分から話しかける

 

人を育てるのが下手な人が上司になった場合の対策3つ目は、自分から話しかけることです。

 

上司の中には、「部下とどうコミュニケーションをとったらいいかわからない」と悩む人がいます(特に昇進して初めて部下を持った人に多い)。

 

そういう人の場合、人を育てるのが下手なのではなく、シンプルにコミュニケーションが苦手なだけである可能性があるんですね(それはそれで上司として問題ですが(笑))。

 

このような場合は、自分から積極的に話しかけにいき上司と打ち解けることで、問題なく育ててもらえるようになることがあります。

 

もし、おとなしい系の上司の場合には、自分から話しかけることを試してみても良いかもしれません。

 

 

以上が、人を育てるのが下手な上司の下になってしまった場合の3つの対策でした。

 

基本は「自分で自分を育てる」方針で考えつつ、何かアクションを起こせそうなら、4-2、4-3の方法を試してみることを検討するのが良いですね。

 

 

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5.自己理解を深めることが、部下育成にもつながる

 

「後輩や部下が何を考えているかわかれば、人を育てるのがもっと楽になるのに」

 

そう思ったことが一度や二度はあるのではないでしょうか。

 

私は何度もあります(笑)。

 

 

しかし、残念ながら人は、他者を100%理解することはできません。

 

生まれてからこれまでの経験が同じ人などいないからです。

 

 

なので私は、人を育てるときには、相手を無理に理解しようとするのではなく、できる限り相手に寄り添うことしかできないのだと思っています。

 

人を育てることは本当に難しい。

 

自分がどれだけ頑張ったって、相手に少しでも「頑張りたい」という気持ちがなければ相手は成長しません。

 

ときには無力さを味わうこともある。

 

 

だから、だからこそ、

 

「相手の考えや気持ちを読み取る能力が欲しい!」

 

 

実は、100%は無理ですが、体感的に70%くらいなら相手の気持ちや考えを読み取る方法があります。

 

私はこの方法を使ってから、お客さんに、

 

「なんで西村さんは、私がわかっていない私の気持ちまで汲み取ることができるんですか?」

 

とよく言われるようになりました。

 

 

私がやったことは、自己理解を深めること。

 

「こんな時にこんな風に感じていたな」
「自分のこんな長所を活かせているときはうまくいったな」
「こんな風に困っていたときには、こんな風に声をかけてもらえたら嬉しかったな」

 

こんな風に、自分の感情、成功体験、誰かにしてほしかったことを改めて言語化することで、

 

「もしかしたら相手もこんな場面ではこんな風に考えるかもしれない」

 

ということをいくつも考えられるようになったのです。

 

 

実際に、自己理解と他者理解の関連性の調査にて、「自己理解度が高い人は他者理解度も高い」ことが明らかになっています。

 

なので、ここまでお伝えした人を育てるのが上手い人の特徴を身に着けることに加えて、自己理解を深めることで、さらに人を育てるの上手くなりやすいと言えるでしょう。

 

 

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ぜひ自己理解を深め、より効率よく人を育てられるスキルを身に着けていってください。

 

 

まとめ|「人を育てるのが下手な人と上手い人の1つの大きな違い|知らないと部下や後輩を育てられない」

 

今回の記事「人を育てるのが下手な人と上手い人の1つの大きな違い|知らないと部下や後輩を育てられない」では、

 

【人を育てるのが下手な人の6つの特徴】

  • 余裕がない
  • 全部自分でやらないと気が済まない
  • すぐに保身に走る
  • 説明が下手
  • できない人の気持ちがわからない
  • 部下の存在を脅威に感じている

 

【人を育てるのが上手な人の5つの特徴】

  • 部下を信頼して仕事を任せる
  • フォローの手間を惜しまない
  • 目先のことではなく将来を見据えている
  • ビジョンを持ち、共感を生み出せる
  • 部下の成功を一緒に喜ぶ

 

をお伝えしました。

 

それらを簡潔にまとめると、「人を育てるのが下手な人は自己中心、人を育てるのが上手い人は他者中心である」ということです。

 

なので、人を育てるのが上手い人の特徴を身に着け、他者中心で仕事に取り組めば、人を育てるのが上手い人になれます。

 

 

さらに、自己理解を深めることでより効率よく人を育てるのが上手くなります。

 

自己理解を深めると相手の考えや感情も読み取れるようになるため、より最適なフォローを行うことができるからです。

 

 

長くなりましたが、最後までお読みくださりありがとうございました!

 

ここまで読んでくれたあなたが、人を育てる人が上手い人になるように祈っております。



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この記事を書いた人

―西村敏(にしむらさとし)―

西村敏

西村敏


1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。

2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。

10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。

今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。

私のプロフィール詳細はこちら↓↓
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